nuu.neのまなざし

nuu.neのまなざし

私はなぜ、ものを作るのだろう。

私が初めて刺し子に心を奪われたのは、Instagramで見かけた一枚の写真でした。十字花刺しという文様。そのときの感想は、ただ一つ。「かわいい!」文様の意味も、構造も、何も知りませんでした。ただ、糸で刺されたその文様に、どうしようもなく惹か...
nuu.neについて

「正解はない」と「何でもいい」は、たぶん違う

刺し子について質問をいただいていると、「これはどちらが正解ですか?」「この向きで合っていますか?」「この糸で刺してもいいですか?」と聞かれることがよくあります。そのたびに私は、「どちらでも大丈夫ですよ」「実際に刺してみて、きれいだと思うほう...
nuu.neのまなざし

シンメトリーとアシンメトリー。刺し子をつくる私が惹かれるもの

先日、日本橋三越カルチャーサロンで刺し子の講座をしたとき、私は「中心から考える」という話をしました。刺し子の図案を見るとき、一本一本の線を追いかけるのではなく、まず中心がどこにあるのかを見る。中心が決まると、そこから上下左右へと模様が展開し...
nuu.neについて

講座が終わっても、また刺したくなる

先日、日本橋三越カルチャーサロンで、刺し子の講座を開催しました。今回の講座で大切にしたのは、ひとつの作品をきれいに完成させることではありませんでした。中心はどこにあるのか。どんな基準で模様が成り立っているのか。普段、何気なく見ている刺し子の...
nuu.neのまなざし

福岡で感じた、ものづくりを受け取る人の密度

家族旅行で、福岡の天神に行きました。福岡は2度目。天神は初めてです!インスタグラムでみて、ずっと「匠ギャラリー」に行きたいなあと思っていたのが、今回叶いました。匠ギャラリーは、福岡の伝統工芸品を展示紹介する場所で、そこで「うなぎの寝床」アク...
nuu.neのまなざし

歪んだ一針を、私は刺し直さない

刺し子の作品をみて、「こんなに細かく刺すのは大変でしょう」「すごくきれいに揃っていますね」と言っていただくことがあります。たしかに私は、できるだけきれいに刺そうと思っています。線の流れや、針目の間隔。模様が連なったときの全体の見え方。そうい...
nuu.neのまなざし

誰かのために我慢することは、優しさなんだろうか

誰かのために我慢できる人を、ずっと「優しい人」だと思っていた。自分のことより家族を優先して、多少しんどくても、その場が丸く収まるように動く。それができる人は立派で、できない私はわがままなのかもしれない。そんなふうに思うこともあった。でも最近...
nuu.neのまなざし

本当にそう?から生まれる刺し子

私はたぶん昔から、「すでに決められているものを、そのまま正しいものとして受け入れること」への抵抗が強い。誰かがそう言っているから。多くの人がそう思っているから。昔からそうだから。それだけで「そういうものなんだ」と思うことが、どうも苦手だ。コ...
nuu.neについて

なぜ手芸とアートは、別の世界に見えるのだろう

私は長く、刺し子を手芸として楽しんできました模様を選び、布を選び、糸の色を考える。同じ青でも、晴れた青空の青にするのか、深い藍色にするのかで、作品の印象は大きく変わります。針目の大きさや間隔、線の密度、模様の縮尺。ほんの少し違うだけで、全体...
nuu.neのまなざし

わたしが惹かれるもの

先日、ある人の笑顔を見て、ふと気づいたことがありました。とても自然で、素直な笑顔を向けてくれる、にくい人 笑。見ているこちらまで、肩の力が抜けるような笑顔でした。その帰り道、「ああ、私はこういう人に惹かれるんだ。」と思いました。美しさや、か...
nuu.neのまなざし

「癒し」のその先にあるもの  アンケートで見えてきたこと

先日、ストーリーズでこんな質問をしてみました。「刺し子をしていて、“癒される”のその先にある感覚って、もしあるとしたら何でしょう?」以前アンケートを取った時、「刺し子をしていて良いことは?」という問いに対して、“癒される”という答えがとても...
nuu.neのまなざし

刺し子は、「自分に戻る時間」

2つの回復の仕方人には、2種類の回復の仕方がある、という話を聞きました。人と会うことで元気になる人と、ひとりになることで元気になる人。青木耕平さんがラジオで話されていて、印象に残っています。ただ特に心に引っかかったのは、こんな指摘でした。「...
nuu.neのまなざし

刺し子が手芸以上に深い意味を持つこと

前回、勇気を出して香害に苦しむわたしの話を書きました。ストーリーズにリンクを出す時は、ドキドキしていたけど、「いいね」をたくさんいただいて、共感してくれる方も多く、ほっとしました。私は、なぜ自分は刺し子が好きなのか。刺し子が自分に必要なのか...
nuu.neのまなざし

身体感覚を信じること、世界とつながり続けること GACKTの投稿から

大量消費・効率・刺激過多の社会に身体がついていかない。そう感じている人へ、このブログを書いています。洗剤がつらい先日、涙が出るぐらい辛い思いをしました。子どもの小学校で、あるお手伝いがあり体育館に行きました。 そこで、児童たち20人ほどの中...
nuu.neのまなざし

しんどいと思っている全ての母親へ

あなたは、母親ですか?母親業は楽しいですか?女は理不尽だなとモヤることがありますか?あなたは、娘ですか?お母さんは、あなたからみて、大変そうだなと思ったことはありますか?第一章 母親業と、その背景にあるもの私は、母でもあり、娘でもあります夫...
nuu.neのまなざし

手軽になった刺し子の、その先にあるもの

ここ数年で、刺し子はぐっと身近なものになりました。100円ショップに行けば印刷された図案生地が手に入り、YouTubeを開けば、無料で作り方を見ることができます。「やってみたい」と思ったときに、すぐに始められる。それはとてもいい変化だと思い...
nuu.neのまなざし

みると、そろう

なんか違う日がある。毎日ちゃんとやってる。疲れ果ててるわけではない。でもなんか違う。なんか変えてみたいけど、新しい情報は余計に思う。そんな時、刺し子を見るとすこしだけ、呼吸が深くなる。針目が並んでいるのを見ていると自分の中も、静かにそろって...
nuu.neのまなざし

刺し子の魅力とおそろしさ|2026年の私が思うこと

数年前に、同じタイトルで記事を書いています。そのときは「楽しい」「癒される」という感覚を、そのまま言葉にしていました。過去の自分の視点も↓こちらに置いておきますね。(▶︎過去記事はこちら)刺し子は、癒しです。そう言われることが多いし、「マイ...
nuu.neのまなざし

自分に戻るためのお守り

情報が多すぎて、何が正しいのか分からなくなることがあります。人と会ったあと、楽しかったはずなのに、なんかちょっと疲れていたり。スマホを見ているだけなのに、気持ちが散漫で、やめたいのにやめられなかったり。⸻そんなとき、自分の中に戻るきっかけに...
nuu.neのまなざし

ちゃんとしていないと、ここにいてはいけない気がした日に 

今クールで放映されているドラマ「冬のなんかさ、春のなんかね」。何か強烈なメッセージ性があるわけでもなく、 謎解きでもなく、ただ、ある女の子・土田文菜の恋愛にフォーカスされた物語。最近、ずっとそのドラマのことを考えています。自分がどう思うか、...
スポンサーリンク