去年ですが、鹿児島県は美山のギャラリー兼井 さんで薮内左斗司制作「守銭童子」の像をみました。


おしりと背中の描写がなんともなんともかわいくて、待ち受けは我が子ではなくこの子なんです。
はじめてみた時から、この子のことが大好きで、気になる存在です。
その子が持ってる銭に書かれている、「我唯知足(われただたるをしる」についてのお話を書こうと思います。
我唯知足とは
この言葉は、中国の思想家老子の思想から来ているもので、
もともとは 道徳経にある「足るを知る者は富む」という言葉に由来しています。
必要以上を求め続けるのではなく、自分にとって本当に必要な分を知る。
それが本当の豊かさだ、という考え方です。
が、この子の表情と佇まいを見ていると、私は違うふうに考えたくなりました。
東洋医学の視点で見た我唯知足
東洋医学では、人の体は本来、自分で整おうとする力を持っていると考えます。
例えば、私は刺し子講座に全エネルギーを使いはたし、疲れているときに無性に甘いものが欲しくなります。
それは単なる「欲望」ではなく、体が自分をゆるめたり、補ったりしようとする自然な反応だという考え方です。
人の体は本来、バランスのよい状態へ戻ろうとする力を持っていると考えるのです。
それを自然治癒力と呼びます。自分が思っているより、身体は自分のことを知っている。ということです。
だから、「われただたるをしる」というのは、
「わたしたちは足りていることを身体さんは知っている。そのままでいいんだよ。」
という、もっと温かいメッセージととりたいな、と個人的には、そうとらえています。
わたしたちは身体さんの声をきいているか
ただし同時に、現代の生活はそのバランスを崩しやすい環境でもあります。
忙しすぎる生活。
強いストレス。
不自然な生活リズム。
そうしたものが重なると、
体が持っている「整う力」がうまく働きにくくなってしまいます。
だから東洋医学では、体を無理に変えようとするのではなく、整う環境をつくることを大切にします。
私は刺し子をしているとき、特にこのことを思い出します。
刺し子が無性にしたい自分は、
何を整えたくてこうしてるのかな?と考えます。
したくない自分は、逆にどういう状態なのかな?と。
もしくは、無性にしたいのに、整わないと感じる時は?
などと、自分を見つめるんです。
無理に変えなくてもいい。
ただ少し整えれば、
また本来のバランスへ戻っていく。
日常の食べたいもの、したいことのあれこれの理由には、
身体さんからのメッセージがある。
みなさんも、身体さんからのメッセージを受け取ってみませんか?
東洋医学と刺し子の深い関係について、詳しくはこちらの記事もごらんくださいね。
ギャラリー兼井さん HPこちら

薮内左斗司さん 守銭童子の写真こちらにもあります
東洋医学を知りたいあなたに。この考え方をするようになり、私も生理痛が少し楽になってきました。
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