二十四節気では、
「小満」の次に「芒種(ぼうしゅ)」がやってきます。6月5日ごろ〜
芒(のぎ)のある穀物の種を蒔く頃。
田んぼに水が入り、
空気に湿気が混じり始め、
世界全体が、少しずつ“育つ準備”へ入っていく季節です。
以前の私は、回復というと、疲れを取ること。休むこと。元の状態へ戻ること。
そんなふうに考えていました。
でも最近は、少し違う感覚があります。
回復とは、ただ消耗を止めることではなく、
「育つ前提」を、身体の中に取り戻していくことなのではないか。
そんなふうに感じています。
人は、ずっと緊張の中にいると、
身体も心も、“生き延びること”を優先し始めます。
余白がなくなり、感覚が閉じ、「育つ」よりも、「耐える」が中心になる。
でも本来、植物が水を吸い上げるように、
人の身体にも、自然に回復し、
伸びようとする力があるのだと思います。
刺し子をしていると、
ときどき不思議な感覚があります。
整えようとしているわけではないのに、
針を進めているうちに、
呼吸が深くなっていたり、
散っていた感覚が、
少しずつ戻ってきたりする。
何かを“治している”というより、
身体が、本来のリズムを思い出していくような感覚です。
女性は特に、周囲を優先し、空気を読み、先回りしながら生きている人が多いように思います。
気づかないうちに、自分の感覚よりも、「外側に合わせること」が習慣になってしまう。
でも、本当に回復していく時って、「こうあるべき」を足すより先に、
身体の奥にある、小さな感覚を取り戻していく時なのかもしれません。
芒種は、まだ結果の見えない季節です。
種を蒔いても、すぐには芽は出ない。
でも、見えていないから存在しないわけではない。
静かな土の下で、ちゃんと、“育つ前提”は始まっている。
最近の私は、そんな感覚を、
刺し子の時間の中で何度も感じています。
急いで答えを出さなくてもいい。
まずは、身体が「育てる側」に戻っていくこと。
芒種は、そんなことを思い出させる季節なのかもしれません。
このようなブログを今日書きましたが、
書いている今日は生理で、「育てる側に戻れない」ほどだるさがありました 笑
枯らさないように 自分を大事にしていきたいと思います。



コメント