小満。
草木が満ち、
空気に水分が増えはじめる頃。
生命が勢いづく、気持ちのいい季節。
でも実際には、
この頃から少しずつ、
身体の“重さ”を感じ始める人も増えてきます。
なんとなくだるい。
頭が重い。
気持ちも少し停滞する。
東洋医学では、
この時期は「湿」が増える季節だと考えます。
湿は、悪いものというより、
“滞りやすさ”を生むもの。
流れていれば問題ないものが、
溜まり始める。
それは身体だけじゃなく、
気持ちや思考にも起きる。
刺し子をしていると、似たことが起きると感じます。
立夏では、
「ここからどうするか」を選ぶ感覚がありました。
でも小満は、
実際に物事が動き始める季節。
動き始めるからこそ、
余計なものも一緒に抱え込みやすい。
だからこの時期は、
何かを増やすことより、
“流れを止めないこと”
のほうが大事なのかもしれません。
小満って、
生命が満ちていく季節ではあるけれど、
同時に「湿」が増えて、
重さや停滞も出やすい時期。
私は少し前、悶々としていたし体調もあまり良くありませんでした。
そういう“滞り”があったからこそ、
逆に針を持っていたのかもしれない。
刺し子って、
元気だからする時もあるけど、
苦しい時に、
流れを止めないためにすることもある。
ただ無心に刺していると、
少しずつ呼吸が戻ってくる感じ。
頭の中で渦巻いていたものが、針目のリズムに引っ張られて、流れ始める。
針を動かしていると、考えが整理されることがあります。
止まっていたものが、少しずつ流れ始める感覚なのかなと思います。

ひたすら刺した時間が楽しかった


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