nuu.ne作品

白地に白糸。足さないことで見えてきたもの

出展会場で、最初に売れたのは、私が身につけていた白い刺し子のブローチでした。白一色なのに、なぜか一番に目を引いたその作品。もう一度作りたいと思い、今回は糸もいろいろ試してみました。「この糸なら、もっと上品になるかも」そう思って刺してみても、...
nuu.neのまなざし 祈りの哲学

誰かのために我慢することは、優しさなんだろうか

誰かのために我慢できる人を、ずっと「優しい人」だと思っていた。自分のことより家族を優先して、多少しんどくても、その場が丸く収まるように動く。それができる人は立派で、できない私はわがままなのかもしれない。そんなふうに思うこともあった。でも最近...
nuu.neのまなざし 祈りの哲学

本当にそう?から生まれる刺し子

私はたぶん昔から、「すでに決められているものを、そのまま正しいものとして受け入れること」への抵抗が強い。誰かがそう言っているから。多くの人がそう思っているから。昔からそうだから。それだけで「そういうものなんだ」と思うことが、どうも苦手だ。コ...
季節と刺し子(東洋医学的思考)

季節の中で針を動かす 「二十四節気と刺し子」立秋 外へ向かっていた夏から、少しずつ内側へ

最近、なんだか焦っていました。何かをもっと進めなきゃ。もっと発信しなきゃ。ちゃんと形にしなきゃ。そんな気持ちが、いつもより少し強かった気がします。でも振り返ってみると、今年の夏はとても暑かったのに、不思議と人に会いたい気持ちが強い時期でもあ...
nuu.neについて

なぜ手芸とアートは、別の世界に見えるのだろう

私は長く、刺し子を手芸として楽しんできました模様を選び、布を選び、糸の色を考える。同じ青でも、晴れた青空の青にするのか、深い藍色にするのかで、作品の印象は大きく変わります。針目の大きさや間隔、線の密度、模様の縮尺。ほんの少し違うだけで、全体...
nuu.ne作品

パタンナーじゃないけど、自作エプロン作ったよ

自分のオリジナルエプロンが作りたくて挑戦したお話です。体型を入力しただけでは完成しなかった話Instagramでこのエプロンを紹介したところ、「AIにどんなふうに質問したら、こんな答えが出てくるのでしょうか」というコメントをいただきました。...
季節と刺し子(東洋医学的思考)

季節の中で針を動かす「二十四節気と刺し子」大暑——進まない時間にも意味がある

7月23日ごろから、二十四節気の「大暑」です。一年の中でも、もっとも暑さが厳しくなるころ。少し動くだけでも、身体の力を奪われるような日が続いています。小暑のころには、いよいよ夏が始まったのだと感じていたけれど、大暑になると、何かを勢いよく始...
刺し子に便利な道具

新しいトレース台を購入しました

少し前にInstagramのフォロワーさんへ、おすすめのトレース台をお聞きしました。そのとき教えていただいたのが、「匠彩」というメーカーのトレース台です。おすすめしてくださった方はA3サイズを使っていらっしゃり、A3がおすすめとのことでした...
nuu.ne作品

好きなものを身につけることで、自分を整える

最近、バッグを新調しました。選んだのは、RENの革バッグ。画像はREN公式サイトより(わたしのはこれのもうひとまわり小さいものです)以前からずっと素敵だなと思っていた、日本の職人さんが丁寧につくられているバッグです。最近は、なるべく日本のメ...
季節と刺し子(東洋医学的思考)

季節の中で針を動かす 「二十四節気と刺し子」小暑 動ける日に動き休みたい日に休む

小暑がはじまってから、鹿児島では毎日、信じられないほど暑い日が続いています。夏至の頃の私は、活動的になって、人にも会いたくなる時期。その後、小暑がきて、急な暑さに体が追いつかず、無理をしないよう少しセーブして過ごしていました。そんな中で、針...
nuu.neのまなざし 祈りの哲学

わたしが惹かれるもの

先日、ある人の笑顔を見て、ふと気づいたことがありました。とても自然で、素直な笑顔を向けてくれる、にくい人 笑。見ているこちらまで、肩の力が抜けるような笑顔でした。その帰り道、「ああ、私はこういう人に惹かれるんだ。」と思いました。美しさや、か...
季節と刺し子(東洋医学的思考)

季節の中で針を動かす 「二十四節気と刺し子」夏至 いちばん明るい日に、影を見る

二十四節気では、夏至を迎えます。6月21日(日)〜7月6日(月)ごろ夏至は、一年の中で昼の時間がいちばん長くなる頃。光がいちばん長く地上に届き、季節はいよいよ夏へ向かっていきます。この時期になると、私は少し活動的な気分になります。どこかへ出...
刺し子の知識

碁盤割り花刺し お地蔵さんのような愛らしさ

碁盤割り花刺しの模様の意味碁盤割り花刺しは、碁盤の目のように規則正しく区切られた形の中に、小さな花のような刺し目を入れていく模様です。整然と並ぶ格子からは、暮らしを整えることや、物事をひとつずつ積み重ねていくことを連想させます。また、同じ形...
nuu.neのまなざし 祈りの哲学

「癒し」のその先にあるもの  アンケートで見えてきたこと

先日、ストーリーズでこんな質問をしてみました。「刺し子をしていて、“癒される”のその先にある感覚って、もしあるとしたら何でしょう?」以前アンケートを取った時、「刺し子をしていて良いことは?」という問いに対して、“癒される”という答えがとても...
季節と刺し子(東洋医学的思考)

季節の中で針を動かす「二十四節気と刺し子」芒種——回復は、「育つ前提」を取り戻すこと

二十四節気では、「小満」の次に「芒種(ぼうしゅ)」がやってきます。6月5日ごろ〜芒(のぎ)のある穀物の種を蒔く頃。田んぼに水が入り、空気に湿気が混じり始め、世界全体が、少しずつ“育つ準備”へ入っていく季節です。以前の私は、回復というと、疲れ...
nuu.neについて

私の講座であなたがどんなふうに変わるのか 刺し子を好きになった、その先へ

刺し子を好きになった、その先へ趣味で楽しんでいる刺し子の世界をもっと深く知りたいと思った時。わたしのこのやり方、これであってるのかな?と思った時。インスタで見た素敵な作品を、自分も作れるようになりたいと思った時。作家として活動したいけれど、...
nuu.neのまなざし 祈りの哲学

刺し子は、「自分に戻る時間」

2つの回復の仕方人には、2種類の回復の仕方がある、という話を聞きました。人と会うことで元気になる人と、ひとりになることで元気になる人。青木耕平さんがラジオで話されていて、印象に残っています。ただ特に心に引っかかったのは、こんな指摘でした。「...
nuu.ne作品

不完全な均衡の中で——張力を纏う麻の葉

均衡から、少し外れた麻の葉。これらの作品は、伝統が積み重ねた「完璧さ」を一歩踏み出した場所で何が生まれるのか、を問うています。伝統的な麻の葉が美しい理由伝統的な麻の葉は、構成がとても美しい。ただ美しいだけではなく、「完璧」なんです。糸運び、...
季節と刺し子(東洋医学的思考)

季節の中で針を動かす「二十四節気と刺し子」小満 — 風を通す

小満。草木が満ち、空気に水分が増えはじめる頃。生命が勢いづく、気持ちのいい季節。でも実際には、この頃から少しずつ、身体の“重さ”を感じ始める人も増えてきます。なんとなくだるい。頭が重い。気持ちも少し停滞する。東洋医学では、この時期は「湿」が...
nuu.neのまなざし 祈りの哲学

刺し子が手芸以上に深い意味を持つこと

前回、勇気を出して香害に苦しむわたしの話を書きました。ストーリーズにリンクを出す時は、ドキドキしていたけど、「いいね」をたくさんいただいて、共感してくれる方も多く、ほっとしました。私は、なぜ自分は刺し子が好きなのか。刺し子が自分に必要なのか...
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