刺し子文様でも、かなりメジャーな模様の一つである「柿の花」刺し。
日本の伝統的な刺し子文化の中で重要な位置を占めている「柿の花」。
現代でも多くの人々に愛され、日本の文化を象徴する一つとなっています。
SNSや手芸屋さんで柿の花図案を目にして、刺してみたい!と手にとられる方も多いのではないでしょうか?
なぜ今まで取り上げてこなかったのか!?
あまりにも基本中の基本の模様なのでとっくに取り上げているとばかりに思っていました 笑
すみません 😢
ということで、ご紹介していきましょう。
柿の花文様の意味
- 無駄のない生き方
柿の花の模様は、一目刺しと呼ばれる技法で作られ、縦と横の直線だけで美しい模様を形成します。これは「ひとつも無駄がない」という意味を持ち、無駄のない生き方や効率的な暮らしを象徴しています - 五穀豊穣
柿の花の文様は、豊かな実りや豊作を願う「五穀豊穣」の意味も持っています。 農作物の豊作を祈願する意味が込められているのです。 - 縁起の良さ
これらの意味から、柿の花は縁起の良い柄とされています。
生活の中に取り入れることで、幸運や繁栄を招くと考えられています。
柿の花文様はバリエーションもある
柿の花は縦と横の直線だけで構成されるシンプルな模様ですが、刺す位置をずらすことで多様なパターンを作り出せる奥深さがあります。
私が今まで刺した柿の花のバリエーションはまだ2つですが、
今後刺していったらまたご紹介したいなと思っています。
糸の色を途中で変えても、とても面白いんですよ。
こちらは二重柿の花↓のハンカチです。
もちろん王道の赤と紺で刺しても。れっきとした日本伝統文様でありながら、北欧の雰囲気が漂う感じも現代にマッチしていると思います。
こちらはファブリックパネル↓。様々な伝統文様との組み合わせを楽しんで。
初心者さんにもおすすめです
柿の花模様は、斜め方向の刺しがなく、縦と横のみで構成されています。
シンプルな一目刺しの技法で刺すことができるので、運針の良い練習にもなるでしょう。
ワンポイント。この模様を方眼で製図する時、布に直接方眼をひいて模様を作っていっても良いのですが、そうすると目が混乱してしまって、とても間違いやすいんです。
なので、この模様は方眼紙に濃い油性ペンで模様を描いておき、刺す生地を上に置いてトレースしていくのがスムーズです。この方法だと、一度方眼紙に柿の花図案を描いておけば、次もその次も同じように製図できます。
はじめての方におすすめです
柿の花をはじめて刺してみたい。ここから刺し子を始めてみたいと思われた方はこちらがおすすめです。
また、柿の花はとても人気の柄ですので、印刷済み図案もたくさんあります。
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作品に使った材料のご紹介
リネンは全て「生地の森」さんで購入したものです。ショップリンクはこちらから↓
糸の多くはオリムパスさんの刺し子糸を使用しています。
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