
私は5年ほど前にこのミシンを購入しました。
わたしのミシンのお気に入りのところ
とにかくシンプルなデザイン。
直線縫いと、ジグザグ縫いがあれば満足。
押さえの交換がワンタッチ。(でもほとんど押さえも1種類しか使ってません)
手元でスタートストップボタン(フットコントローラーなし)。
縫い目調節が楽。
2000年代以降ほとんどコンピューター制御のミシンが普及し、
機械式のミシンは販売されていないようで
このミシンもコンピューター制御になります。
機械式とコンピューター制御式ミシンとの違い
機械式とコンピュータ制御の明確な違いは、機械式がシンプル構造で壊れにくく長寿命なのに対し
精密なので精度は高いが耐久性に劣るということです。
前に購入したミシンは、壊れた時に部品を調達したり修理するのにお金が高いので新しく買い換えたほうが良い、とミシン屋さんに言われて廃棄しました。
このミシンは5年経った現在、まだまだ動いてくれています。
とにかくシンプルで使いやすいので、大事にしたいなと思います。
しかし本音をいえば機械式のミシンが欲しかったです。
インスタのストーリーズでのアンケートに回答くださった方も、機械式の古いミシンを30年以上使っておられる方が結構いらっしゃり、
うらやましい限りだなと思いました。
日本のメーカーと職人の技術は本当に素晴らしいと思います。
家電の寿命と現代社会のジレンマ

しかし、「長く使われすぎると利益にならない」経済構造の中で、“壊れやすさ”が容認されている”面もあるらしいです。
コストダウンの影響
- プラスチック部品が増え、製造コストが下がった反面、強度は下がりやすい。
- 海外製部品の採用や、国内工場の縮小により、安定品質の維持が難しくなっている面も。
電子化・複雑化による故障リスク
- コンピューター制御、センサー、自動化など高機能になるほど、故障箇所が増える。
- 電子基板やソフトウェアの不具合は修理が難しく、「買い替えた方が安い」構造に。
修理より買い替えを推奨するビジネスモデル
- 修理部品の保有期間が6〜10年と決められており、それ以降は修理不可能=買い替え。
- 意図的に壊れるようにしているわけではないが、「早めの買い替えを前提にした流通設計」になっている。
ミシンに限らず、多くの家電製品もそんな問題を抱えています。
(熱湯で洗濯できる洗濯機があれば洗剤はいらないのに、そうゆう家電が販売されないのも、洗剤業界の闇が隠されていると言われています)
本当に良いものってなんだろう?ものを大切にするってなんだろう?
経済最優先の世の中ってどうなんだろう?
いつも思います。
いつか、また日本の職人がつくる“長く使える機械式ミシン”に出会える日がくることを願っています。
おすすめミシン紹介
わたしのミシンに似たスペック(シンプルな構造)の機種で現在も買いやすいものをご紹介します。
🪡 ジャノメ「Epolku NP860」
• メーカー:ジャノメ(JANOME)
• 型番:NP860(エポルク)
• 価格:税込 約45,000円〜55,000円前後
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機械式のミシンは、ミシン屋さんにはほとんど置いていないのですがネットですと探せばあります。
🪡 ジャノメ「JN508DX」
• メーカー:ジャノメ(JANOME)
・タイプ 機械式
• 型番:JN508DX
• 価格:税込 約20,000円〜30,000円前後
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2. シンガー(SINGER) SN55e
• タイプ:機械式
• 特徴:フットコントローラータイプで両手が自由に使える。自動針穴糸通し機能付き。
• 価格帯:約25,000円〜35,000円前後
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3. JUKI(ジューキ) HZL-40
• タイプ:機械式
• 特徴:シンプルな操作性で初心者にも扱いやすい。
• 価格帯:約30,000円~40,000円前後
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YouTubeにショート動画をアップしました。
ミシンを実際使っている様子です。

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