同じ刺し子でも、布の目を数えながら糸を刺して模様を一段一段積み上げていく特徴の技法はこぎん刺しや菱刺しと呼ばれます。
いわゆる「刺し子」とは少し違います。(菱刺しもこぎん刺しも「刺し子」の一種ではあるのですが)
強いていえば、刺繍とクロスステッチの違いと似ています。
目の荒い布に、一目一目カウントしながら模様を作っていく菱刺し、こぎん刺しは総称して「目塞ぎ(めふさぎ)刺し」と呼ばれています。
詳しくは↓こちらのサイトをご覧ください
少し前からですが、菱刺し(こぎん刺しも少し)にはまりました
菱刺しは模様が偶数目(2、4、6)で構成されていて、
こぎん刺しは模様が奇数目(1、3、5)で構成されています。
こぎん刺しのほうがバリエーションが豊かのようですが、私は不思議と偶数目で刺していく菱刺しのリズムが身体に心地よく、菱刺しに夢中です。
こちらがその菱刺しです。
↑運針(線)で模様を生み出す刺し子とは違い、糸で面をうめていく刺し子なので、
青地に白糸を使って作るのと、白地に青糸を使って作るのとでは
ぱっと見同じに見えますが、よく見ていただくと糸の盛り上がりが違うなあと分かっていただける感じ。
それが面白いなあと思います^^
菱刺し、こぎん刺しに挑戦してみたい方へ
今まで、刺し子はしたことがあっても、上記のような「目塞ぎ(めふさぎ)刺し」にはなじみがない方。
とっても丁寧に解説してくださっているサイトをご紹介します。
koginbank(こぎんばんく)さんです。
↓こちらのページは使用する布や、糸や、針について書いてくださっています。
わたしが制作に使っている道具
実際にわたしが使ってみての感想や、良かったものをご紹介しますね
布
わたしが最初の最初に購入したもの。
コングレス(綿)
お試しカットクロスなので、(自分の好きな気持ちを試すために)ちょっとずつ購入してみました。
これで気に入った色を後日しっかりメートル数があるものを買ってもいいと思います。
コングレスは、綿100パーセント。生地が縦の繊維と横の繊維、それぞれ均等でわりと穴が大きいので
初心者さまに刺しやすいです。
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リネン
目の荒いリネン生地の、こちらもこぎん刺し用のお試しカットクロスです。
リネンは縦糸が細く、横糸が少しだけ太いです。
そのため、コングレスに刺すと正方形になる柄も、リネンに刺すと縦長になります。
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上の作品の、目のさめるようなブルーはこちらのものです↓
横田ダルマさんは、刺し子糸やこぎん糸もこのようなきれいなブルーがあって、
個人的には「ダルマブルー」と名付けたいぐらい 笑
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糸
↓布コーナーで、私が独断で「ダルマブルー」と名付けたこぎん糸の青はこちらです
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信頼と実績の「オリムパス」。
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ほかの方はあまりやらないようですが 汗
私はこちら↓のダルマ家庭糸を4本どりにして刺すこともあります。
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同じ感覚で、刺繍糸を4本どりにして刺すのも好きです。
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マタルボン刺繍糸やNONA手まり糸を使うのもおすすめです。綿100パーセントで、何本取りかにすることにより
こぎん糸としても、刺し子糸としても、刺繍糸としても使えます。
マタルボンはほかの刺繍糸メーカーさんよりコスパがいい。日本メーカーなので頑張ってほしい。
NONAさんも、刺し子糸として使う方たちが多いのですがこぎん糸としてもかわいいです。
草木染糸なので優しい雰囲気になります。月に一度のペースで、単品販売を行なっています。
針
針はオリンパスさんを使っています。
今後ほかのメーカーさんの針も挑戦してみたいです。
ちなみに、刺し子と同じように指抜きを使って運針していきますが、
針穴が大きいので糸通し(スレダー)は使わなくて大丈夫です。
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