刺し子に良き晒

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前回のこちらの記事

でさらしを反物で購入して刺し子をしたいと思ったあなた、ようこそ!

こちらでは刺し子におすすめのさらしをご紹介しますね!

まずその前に「さらし」とはどんな生地かについて深堀していきましょう!

「さらし」とは

「晒木綿は、木綿を漂白したもので、単に「さらし」とも呼ばれてます。(中略)
一般的には、着尺幅で平織の綿布の晒したものをいいます。吸水性、耐洗性に優れているため、白地のまま肌着や下着、手ぬぐい、幼児寝巻や衛生材料として用いられることが多いです。妊婦さんの安産を祈願する「腹帯」としても使われています。」 きものレンタリエのきもの豆知識 より抜粋

引用元https://kimono-rentalier.jp/column/kimono/sarashitoha/

最近ではコロナ禍での布マスクにも重宝され、当時は品薄で本当に手に入りませんでした。

さらしには規格がある

晒生地は、経糸と緯糸が交互に重なる平織りで織られています。

糸の太さや密度によって以下の種類があります。

・文(総理)~20番手の糸で織り上げたもの。糸の密度が低く、手拭い、おむつ、ふんどし、等に使われる最も一般的な製品。
・岡~30番手の糸で織り上げたもの。糸の密度が高く、手拭いにも使われるが、ゆかた地・肌襦袢として使われる場合が多い。
・特岡~30番手の糸で織り上げたもの。細い糸が高い密度で織られていて、ゆかた地・肌襦袢として使われる場合が多い。
・コーマ~縦40・横30番手のコーマ糸で織り上げたもの。現在、ゆかた地はほぼコーマ生地が使われるようになった。

きものレンタリエのきもの豆知識 より抜粋

一般的に刺し子に使われるのは文規格(ぶんきかく)です。市販の刺し子ふきん印刷済み図案でよく使われているのもこの規格のものです。

(たまに岡規格のさらしで刺されている方もいらっしゃいますが目がつまっているので太糸で刺し子すると手が痛くて難儀します)

左が「文」で、右が「岡」。

↓文(ぶん)

↓岡

規格が明記されていないものは、
分からないかもしれませんが
だいたい33〜34センチ巾で5m、10m単位のものを選ぶと間違いないかな。
広幅で「文」規格の晒生地を私は見たことがありません。
広幅だと、たぶん間違いなく岡規格です。
(ゼッケンとか、テーブルクロスとか、のぼりとか、たれ幕の生地として使われますね)

どんなメーカーがあるの?

吉田晒

 

刺し子フリークの中で定番と言っても過言ではない吉田晒。無蛍光なので目に優しいオフホワイト。
文句なし。吉田晒は、細幅のものもあったりバラエティー豊かな品揃えです。
吉田晒よりも青みの強い白がまぶしい晒です。
使い勝手は問題ありません。
ちょっとだけ、繊維の筋が固まってできるネップのようなものが多いかな。でも、ロットによっても違うのかも。

三都晒には無漂白のものもあります。使ったことはありませんが、興味があります。

 

 

 青松晒

三都晒とほぼ同じです。
吉田晒よりも青みの強い白がまぶしい晒。
使い勝手は問題ありません。
こちらもちょっとだけ、繊維の筋が固まってできるネップのようなものが多いかな。

和泉和晒

和泉和晒は、蛍光と無蛍光のものがあり、文も岡規格もどちらも取り扱いがあります。
無蛍光のものは、吉田晒より白い気がします。
吉田晒よりお値段がお手頃です。

オーガニックコットンさらし

オーガニックコットンのさらしです。未晒しなので、無蛍光のものよりより黄みがかっていて、生成りのキャンバスバッグの色味を想像していただけると分かるかと思います。

とてもやわらかい生地です。

お値段がとてもはります。

 

こちらはそのオーガニックコットンのさらしで作ったふきんです。やわらかく、刺しやすかったですよ。

藍染さらし

 

こちらは反物販売はされていません。てぬぐいサイズ。

わたしは、これ購入してはみたのですがまだ刺していないので、刺してみたらまたレビューしますね。

 

他にも、まだ色々メーカーはありますが、私の購入したことがあるものはこれだけです。

他にもおすすめがあれば教えてくださいね。

おすすめのさらしは?

お値段を気にしないならエシカルな観点からもオーガニックコットンさらしを使いたいところですが、
私の使いやすかったさらしは「和泉和晒」です。
今までずっとこれを使ってきましたが、最近仕入れがとても難しくなってしまいました。
というわけで、現在は「三都晒」を使っています。
自分の好きな手触り、柔らかさの晒しを色々使ってみて感じるのも面白いですね。

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