刺し子の図案を自分で書いてみたいなと思ったあなたへ
刺し子の本には、刺し方や図案はていねいに載っています。
でも、布の中で柄をどう配置するか、柄の大きさ(縮尺)、中心をどこに置くか——こういうことは、あまり説明されていません。私も最初は、なんとなく描いていました。
きっかけは、近藤陽絽子先生の本でした。
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三分割のふきんを見て、「私もこういうの作りたい」と思いました。
でも実際にやってみると、これが難しくて。
難しかったこと
まず、バランスがむずかしい。(ちょうどよい3分割ができない。柄の配置のバランスも難しい)
さらしの上に、フリクションペンで書いては消し、書いては消しながら試行錯誤していました。
そうするうちに、ひとつ気づいたことがありました。
①まず、柄を決めること
②次に、それぞれの柄の中心を決めること

中心を決めると、図案が急に整いはじめます。
これは少し不思議な感覚なんですが、中心が決まると気持ちが落ち着きます。
頭の中がクリアーになって、「ここから広がっていく」と思えます。図案の中に、軸が通る感じです。
今はこんな順番で考えています。
まず柄を決めて、次に中心を決める。それから布の中に収まるように縮尺を調整する。
模様刺しは難しく、まだ試行錯誤ですが、この順番にすると図案が作りやすくなりました。
製図と、刺し子を実際に刺す時 どちらも楽しい
図案を描くときと、実際に刺すときは、感覚が少し違います。
図案は、静かに整えていく作業。でも刺すときは、「これが一番きれいに見えるように」と、ただそれだけを考えながら、丁寧に針目を作っていきます。
図案は整える作業。刺しは、美しく形にする作業。この二つが合わさって、刺し子の模様が生まれるのかもしれません。
どちらも、「心が整う」感じがしてとても楽しいです。
普段は、印刷済み図案を買って、刺すだけ。すぐ刺せるのが楽だし、楽しい。
そんなあなたもいるかもしれません。
けれど、刺し子にひかれたあなただから
もしかしたら、製図もとても楽しいかもしれない。
よかったら、ぜひ挑戦してみてくださいね。
と、ここまで書いて、実際のみなさんのことが気になり、インスタグラムのストーリーでこんなアンケートをとってみました。
刺し子をしている人は、実は図案構築にも興味がある?

Screenshot

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「刺し子の図案を、自分で構成してみたいと思いますか?」
「してみたい」「難しそうだけど興味がある」「初心者だけど知っておきたい」
という回答がとても多くて、少し驚きました。
刺し子の講座というと、コースターやブローチなど、小さなものを完成させるワークショップが多い印象があります。
それもとても楽しいのですが、もしかしたら「どうやって図案を作っているのか」「布の中で模様をどう配置しているのか」
そんなことを、少しだけでも知ってみたいと思っている人が、思ったより多いのかもしれません。
こういう「図案の構成の考え方」について書いているブログや本も、あまり見当たりません。刺し方や図案の種類を紹介しているものはたくさんあるのですが、「布の中でどう配置するか」「縮尺をどう決めるか」という思考のプロセスを言葉にしているものは、私が探した限りではほとんどなくて。だから余計に、長いあいだ悩んでいたのかもしれません。
試行錯誤しながら気づいたことを、こうして言葉にしておきたいと思いました。
実は今度、図案の考え方をテーマにした刺し子講座を予定しています。詳細はまた改めてお知らせしますね。


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