現代でいうドット!?霰亀甲(あられきっこう)文様

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亀甲柄の意味

亀甲柄は平安時代に中国を経て日本に伝わった文様です。

正六角形で亀の甲羅をあらわしています。

亀が固くその身を守ることから、長寿や健康さらには魔除けの意味があるとされています

長生きする亀は昔から長寿吉祥の象徴ですので、長寿への祈りが込められているのですね。

霰亀甲の意味

今日ご紹介する「霰亀甲(あられきっこう)」は、その亀甲文様をアレンジした伝統文様です。

古典柄としても「あられ」を模した柄はあって、俗に言う水玉模様、ドット模様といったところでしょうか?

空から降る霰のような「勢いがつくように」という意味があるそうです。

水玉模様といっても、同じドットの連続柄というわけではなく、

ランダムな大きさの水玉模様を「あられ」柄といって、特に「大小あられ」は薩摩島津家の定め文様ともなっていた格式高い柄らしいです。詳しくは参考リンクをご覧ください。

 

霰亀甲は、亀甲が水玉模様に見えるようにデザインされた図案なのかもしれません。

(私はなかなかこれが水玉には見えないのですが 汗)

 

他に亀甲を模して作られた模様についてもご紹介しますね。

長寿を願う向い亀甲(むかいきっこう)
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霰亀甲柄の作品

寄せ模様の風呂敷です。霰亀甲は一番下。

1センチ方眼に刺してあります。

一枚布の風呂敷なので、裏は少し糸飛びします。

 

1センチ方眼線をひけば刺せるし、そこまで複雑な模様ではないので刺しやすい柄でした。

 

作品に使用した糸はこちらです。

オリムパス刺し子糸の、生成色のもの。

50センチ✖️50センチの風呂敷で、100mを3分の2程度使ったかな。。

 

生地は備後節織。

備後節織 | 番匠
備後節織は、広島県指定伝統工芸品「備後絣」から派生したブランド。洋服地や寝具として使いやすいシンプルな柄、肌触りの良いものを中心に弊社で再構成しました。 備後節織の工程は、まず煮沸した生糸を染めていくところからはじまります。藍や柿渋、墨汁な...

 

霰亀甲柄が刺せる印刷済み図案もあります。

色の組み合わせによって色々遊べそうな柄なので、人気柄なのかもしれませんね。

 

 

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