50センチ✖️50センチの刺し子クロス。
最初の米刺しの時は「く、苦行。。」と思いましたが
山登りと同じで(山登りしたことないから想像で)山頂から見下ろしてみれば爽快感しかない😁
やっぱ刺し子楽しいな。
今日は、刺し子クロスに使用した糸について。
今回、使用した糸はこちら。
(正確には、中央部の結び亀甲模様のベージュ糸は、
上の細糸と同じぐらいの細さの刺繍糸(マタルボン刺繍糸、綿100パーセント)を使用したので、3種類)
上の細糸は、NONA手まり糸の無染色糸。
下は、オリムパスsashiko thread。
現在主流であるオリムパスさんなどメーカーで販売されている一般的な刺し子糸は、撚ってあり太いですよね。
しかしながら、昔は上のような細い糸を、それこそ刺繍糸でするように何本かまとめて刺していたらしく
(2本取り、3本取り、3本取りにして二重に、など)
↑
昭和の刺し子本にはこのような表記がなされているものが大半です。
最初私は現在の刺し子糸で3本取りして二重にしたら針も通らないし、
第一太過ぎておかしくない?と思い、
同じ刺し子作家さんに聞いてみたら、そう教えていただきました。
それを伺った時はびっくりしたものでした!
現在主流の撚ってある刺し子糸について
長所
○あらかじめ撚ってあるので、もちろん使いやすい
短所
○撚ることにより糸が硬くなっているため、刺していると生地が糸に負けて、生地が縮みやすい。糸こきが大変。
↑こちらが、撚ってある刺し子糸で刺したもの。
手ざわりは、若干硬く感じます。
細い糸をまとめて刺し子糸として使う場合
長所
○生地が縮みにくく仕上がりに柔らかさを感じる
短所
○何本かの糸をまとめて刺すので、運針後糸をひっぱる時に、一本だけたわんだりしてしまい、修正に手間がかかる。
糸を変える時、同じ長さの糸を何本か用意してまとめていくのが面倒。
こちらは、細い糸を3本取りにして刺したもの
こちらは2本取りにして刺したもの。
一目刺しにしたら特に分かりますが、
仕上がりのこの柔らかい手ざわり。
撚りの強い刺し子糸には出せないたおやかな出来上がりは、結構くせになるかもしれません。
一般的な刺し子糸はこちら
撚りのない、昔の刺し子糸のイメージに近い糸はこちら
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