刺し子の技法の一つである「くぐり刺し」。
くぐり刺しを使ってできる模様は、
刺し子の模様の中でも特別華やかで繊細な模様だと思います。
くぐり刺しをする時に、針の先端からくぐらせると
針先がくぐらせる糸を割ってしまったり、生地にひっかけてしまったり
となかなかうまいこといきません。
かつて私もそれで悩んでいまして、調べたところ
「針をくぐらせる時には、尖っていない針のお尻(穴)のほうからくぐらせると良い」
とアドバイスが書籍などに載っていました。
だけど。。
針を逆方向に持つので、手の平に当たってチクチクするんだよね。
そんな方のために、
刺す模様によって使用する針を変えたり、色々試してみたことを書こうと思います。
編み物用とじ針、こぎん針
編み物をされる方がよく使うとじ針です。
⚪︎メリット
本来、毛糸用に使う針なので先が丸く、先端からくぐらせていっても生地も糸もひっかからずにくぐり刺しがするする進む
⚪︎デメリット
針先が丸すぎて、生地に大きく穴があいてしまう。
また、列を変える時にピンポイントで狙って刺すことが難しい
また、インスタグラムにてくぐり刺しに使う針の動画に「わたしはこぎん針を使います」というコメントをいただきました。なるほど!こぎん刺しもされる方はこぎん針もいけるなーと思いました。こぎん針の特徴的に毛糸とじ針と似ているのでこちらに追記させていただきました。
刺繍針
この作品は、くぐらせる刺し目がとても小さく(2.5ミリ)、太い編み物用とじ針は大きすぎて刺せない。
なので、刺繍針を使ってみました。
⚪︎メリット 刺し子針より短いので小回りが効く
※刺し子針よりも短く細い針ならどのような針でも良いと思います。
また、刺し子針でも短い刺し子針なら同じようにできます。
⚪︎デメリット
先端からではなくお尻(針穴)側からくぐらせていくので、刺し子針同様、手の平がちくちく当たって痛い
クロスステッチ針
結論、私はこのクロスステッチ針が一番好きでした。
⚪︎メリット
ほどよい太さと先の丸さがとにかく良い。
毛糸用とじ針は毛先が丸く太すぎて刺したい箇所に刺すのが少し難しいと感じていて、
針のお尻から糸を通すのは、良いけど鋭利すぎて手にチクチク当たって痛い。
という、上記二つのデメリットが解消された形です✨✨
最初の針の刺しはじめも細かい動きができるし、
短いので小回りもきき私にはピッタリでした^_^
⚪︎デメリット 特に見つかっていません
左側がクロスステッチ針。右側が刺し子針。
見比べてみると、クロスステッチ針のほうが明らかに先が丸い。
クロスステッチ針を使ったくぐり刺しの動画はこちらです。
くぐり刺し用の針をお求めの方へ
それでも、わざわざくぐり刺しだけのために買わなくても良いかなと思います、個人的には。
ただ、全面くぐり刺しの刺し子ふきんを刺したいという方や、これから刺し子を趣味とされたい方は
一本持っておいて損はないと思います。
クロスステッチ針
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わたしの使っているクロスステッチ針はcohanaさんのものです。
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編み物用とじ針、こぎん針
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刺繍針
みすやさんの刺繍針もとても優秀です。刺繍もされる方はぜひ使ってみて下さい。
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