白地に白糸。足さないことで見えてきたもの

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出展会場で、最初に売れたのは、私が身につけていた白い刺し子のブローチでした。白一色なのに、なぜか一番に目を引いたその作品。

もう一度作りたいと思い、今回は糸もいろいろ試してみました。

「この糸なら、もっと上品になるかも」

そう思って刺してみても、出来上がるとなんだか違う。

糸だけを見ると素敵でも、布や木の土台と合わせて、ひとつのものになってみないと分からないことがあります。

これは正絹とじ糸です。糸の状態でみるととても素敵で、ブローチにしたら合うかも✨と思ったのですが。。

いくつか試して、改めて選んだのはだるま家庭糸NO1の薄桜という名の白に近い桃色。そして糸六の細口京もめん糸。

一見するとどちらも白だけれど、光が当たると糸の凹凸や影で模様が浮かび上がります。

そしてSNSでは、この白い刺し子を薄茶と濃い茶の土台に置いて比べている動画を、思った以上にたくさん見ていただきました。

白って200色あんねんで  #fiberart #home #sashiko #textileart
YouTube でお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。

白い刺し子そのものが気になったのか。
「どっちが合う?」と見比べられる動画だったからなのか。

そこはまだ分かりません。

でも、自分では「少し地味かな」と思っていたものが、意外と人の目に留まる。

作り手が見せたいものと、見る人が受け取るものは、少し違うのかもしれません。

何かを足すことで良くなることもあれば、
足さないことで初めて見えるものもある。

そんなことを、白い刺し子から教えてもらった気がしています。

このブローチは、9月18日の日本橋三越カルチャーサロンにも少しお持ちする予定です。
当日お越しくださる皆さまに、先行してご覧いただけたらと思っています。

 

https://link.amazon/B01zGk0gD

↑ダルマ家庭糸 NO1 うす桜はこちらの色です

糸六さん

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